コンテストの規則と参加要項

第1章 –目的

日本、トスカーナ州、ピサ市およびヴォルテッラ市、ピサ商工会議所の大規模な共同プロジェクトの一環として、「Pisan Romanesque meets Contemporary Japan」(ピサロマネスク様式と現代日本の出会い)と題するコンテストを公募します。
このコンテストを通して、当市のシンボルであるドゥオモ広場をはじめとし、すばらしいピサおよびヴォルテッラ地域に広がる「ピサロマネスク様式」(12~13世紀)を広く知ってもらい、日本の学生の方々や日本の皆様にイメージや知識を促進することを目的にしています。
コンテストには、さらに次のような目的があります。
-ピサ市内およびピサ地域の歴史、建築、芸術、考古学遺産の知識を広め、トスカーナ州やピサ地域の文化遺産に興味を持ってもらう。
-上記のテーマで見聞きした内容に関する創造性、観察力、再現性を通して若者の興味を刺激し、参加を促す。

第2章 – コンテストへの応募

所在地が東京の大学及び専門学校が選考会に参加できます。
クラス/セミナー全体で作成したグループによる作品のみ応募できます。
クラス/セミナー内のより小さなグループによる作品も応募可能です。
この場合、各クラス/セミナーは最大で3作品まで応募できます。
参加は無料です。

第3章 – 作品

参加者の皆様には、ドローイング・図画・写真・15分以内の動画・工芸品・グラフィック等の手法により、ピサロマネスク様式のそれぞれの解釈を製作していただきます。
ロマネスク芸術の作品との比較・コントラスト・類似性取り入れ、現代芸術・デザインおよび建築に適用できる表現をしてください。
解釈例:

  • それぞれの地域の独特な伝統構造やデザイを表現した、これらの芸術作品や建築のルーツ、およびそれらが世界やその他の地域に与えた文化的貢献
  • 幾何学的応用により、建築物へ与える空間の動きや、光と影の効果
  • 重要なモニュメントなどに描かれる象徴的な絵画やモザイクなど、視覚的に影響を与える 象形的言語 について等

詳細については、コンテストのウェブサイトに掲載されています。教育的内容もご覧いただけます。(www.pisanromanesquemeets.it/ja)

各学校およびクラス/セミナー、あるいはクラスのグループごとに コンテストのウェブサイトから入手可能な専用の用紙に必要事項を記入して提出してください。
これらの作品は、デジタル形式で提出してください(スキャンファイル、デジタル写真、またはビデオ)。
画像の場合はjpg、jpeg、png、gif、pdf、解像度は1200×800ピクセル以上であること、または拡大しても正しく表示される形式である必要があります。
ビデオの場合(ogg、m4a、mp3、mp4、mpg、wav、wmvフォーマット)、解像度は640×480ピクセル以上でなければなりません。
各作品には、コンテストのウェブサイトで入手可能な専用用紙を必ず添付してください。この用紙には、作品のタイトルおよび短い紹介文、大学所在地および参加者の身元保証および連絡先を記入し、大学の担当教員または法定代理人の署名が必要です。
作品には各同意書に署名したものを添付して提出してください。

作品を受け取り審査を行うピサ歴史協会およびスポンサーは、個人を特定できる写真の送付および展示に関して、一切責任を負いません。
これに関して、大学は当該本人の個人情報および同意書を所有し、要求があった場合にはそれを提示していただきます。
ピサ歴史協会およびスポンサーは、送付される写真またはビデオの原本および所有権の信ぴょう性に関して、直接的、間接的にかかわらず、一切の責任を負いません。

第4章 – 送付方法

作品は、2016年10月4日までに、コンテストのウェブサイトを通して送信してください。特例は認められません。送信する前に、無料の登録を行い、必要なクレデンシャルを受け取る必要があります。
また、作品にはコンテストのウェブサイトを通して、教員または学校の責任者が記入、署名した用紙(コンテストのウェブサイトから入手可能)を添付してください。この用紙には、大学名、担当教員およびその電子メールアドレス、クラス/セミナー、グループに属する学生の名前、提出作品の種類およびタイトル、作品の種類および採用した作成方法に関する簡単な説明を記入してください。
最後に、次の同意書を電子形式で送信してください(コンテストのウェブサイトから入手可能)。

  •  個人情報の使用、およびコンテストの組織および運営に必要なすべての手続きに関する作成者の書面による同意
  • 作品のオンライン公開、およびピサ市内の公的機関におけるビデオメディアでの作品の展示に関する作成者の書面による同意
    参加者には、送付された作品および文書の受け取り、および形式が正しいことを確認する電子メールが送信されます。
第5章 – 審査委員会

作品の審査には、ピサ歴史協会により任命される以下のような構成の委員会が組織されます。

  • 現代美術および写真の専門家1名
  • ピサの中世美術史および中世建築史の専門家1名
  • ピサ中世史の専門家1名
  • トスカーナ州で研究および就業経験のある日本文化(デザインおよび美術)の専門家3名

作品は、委員会により以下の点について評価されます。

  • 選考会の目的およびテーマに沿った内容であるか
  • 独創性と理解力
  • 採用した表現方法および技術
  • 作品を紹介する簡単な説明の明確さおよびクオリティー

委員会では、提出された作品を審査し、順位表を1通作成します。1位を獲得した作品には賞金が授与されます。また、委員会はさらに優秀な2作品を選出し、歴史、建築、ピサ芸術に関する出版物が贈られます。
委員会の審査結果は、2016年11月4日までに発表されます。

第6章 – 賞

第1位を獲得したクラスには、1000ユーロに相当する現金が授与されます。
他の優秀な2作品を提出したクラスまたはグループには、ピサおよびトスカーナ州の歴史に関する出版物が贈られます。
第1位を獲得したクラスまたはグループの教員には、2017年6月のピサの祭りの際に、一週間のピサへの旅行が贈られます。

ピサ、2016年5月